2014年は起業バブル。サラリーマンが、今から始める起業のハウツー

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こんにちは。サラリーマン期間が8ヶ月しかなかった私ですが、ないものねだりで、サラリーマンって起業家に向いてるよなーと思うので、具体的にどうしたらサラリーマンが起業家を出来るか書いてみます。最近頻繁に同期が起業していっているので、ストップさせたいですw。

まず、サラリーマンが起業家に向いている理由を三つあげます

  1. 安定キャッシュ・フロー
  2. 低リスクによる無制限Pivot
  3. 人脈

まず第一に、安定キャッシュ・フローです。安定して給料が入ってくるのはすごくいいことです。「会社を辞めて退路を断ち起業する」というのは、安定したキャッシュ・フローを失うというメリットを失うのに等しいです。もし事業が少しでも計画通りに行かなかったら、キャッシュが尽きてしまい、受託等、何らかの本業以外の事業を行う必要性が出てくるでしょう。

余談ですが、本業以外の事業を行うのであれば、株式会社である必要は全くないと思います。私も大学生の頃から自営業していましたが、自営業で十分です。資金調達をする際、本業以外の事業はあまり評価されません。むしろ、事業を集中すべきですから、やめることになります。撤退コストがかかります。「本業に集中する」ことに集中すべきで、そのために会社を辞めて退路を断つことは、まったく逆効果です。

 

次に、低リスク。当たり前ですが、他人の資本も入れていないし、自分も資本は入れていない状態の起業なら、リスクは時間だけです。リスクが低いということは、何度もPivot出来るということ。何度もPivotしてしまうというデメリットも有りますが。何度もPivot出来ると、机上の空論だったものを、実際に落とし込みながら、ヒアリングなどしながら、マーケットフィットする製品に近づけていくことが出来ます。

起業しちゃっていると、「あと何回Pivot出来るか」というキーワードをよく使います。回数が尽きたら、もう潰れるしかないんです。。。増資できれば良いんですが。。。よって、低リスクであることにより、無制限Pivot出来るというのは素晴らしいことです。

 

人脈はいざチーム作りをするときにも役立ちます。
が、今回は起業する前の、という前提のブログなので、起業する前に人脈が役立つことをご紹介。
製品について同僚やその友達について、ヒアリングできることが、最大のメリットです。逆に、周りにそういう人がいないアイデアは実施すべきではないです。自分から距離が遠すぎるアイデアはなかなか実現が難しいので。

 

というわけで、この三つの前提を基に、自分がサラリーマンだったらこう起業するのにという流れを書いてみます。

  1. まずは何を作りたいかを決める
  2. 製品を使いそうな人にヒアリングする
  3. 土日に製品を作る
  4. 平日や土日にユーザになりそうな人にヒアリングする
  5. クローズドβなどでもよいので、ある程度の人に継続的に使ってもらう
  6. 仲間を巻き込む
  7. リピートユーザと仲間が集ったら、シード・アーリーのファンドに持ち込む

まぁ当たり前のきれいなストーリーですねw。GREEとかはこの流れに近かったと思います。
チームとユーザがいれば調達は容易です。特に、2013年末から投資ファンドが多数設立され、2014年は起業バブルと言われています。チームとユーザ、成長ストーリーが揃っている企業にはあちこちから投資の依頼が舞い込みます。調達のハードルが下がるわけではないですが、しっかりと調達する意味がある状態にさえなっていれば、簡単に調達が可能なブーム・バブルの到来です。

2013年末〜のファンド設立は多すぎてピックアップできませんが、目立っているところだと、NTTドコモ、サイバーエージェントの藤田ファンド、博報堂、etc…。めちゃくちゃな数が設立されていっています。これらは全部アーリー以降、ユーザがいる状態の企業に投資するスタンスのファンドですので、ユーザがいる状態までは自力で持っていかなければなりません。「給料という安定キャッシュ・フローがあってチームになってくれる見込みのある仲間を集められる状態で、何度もPivotしながら、ユーザをつけていける」

こんな最高な状況を捨てるのはもったいない。使わないのはもったいない。
ぜひ皆さんの2014年が起業の年になりますように。

まだ走り始めていない人には、この本をオススメします。事業を作る上での鉄板バイブルです。
Running Lean ―実践リーンスタートアップ (THE LEAN SERIES)

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