最近のスタートアップは マス vs ニッチ? vs ガチニッチ

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最近の日本のスタートアップは以下の3つのカテゴリにカテゴライズ出来ると思う。

  1. マス
  2. ニッチ?
  3. ガチニッチ

これは狙ってるターゲットのサイズ別に3つに分類したものだ。
(当たり前すぎてもうしわけないw)

たとえば、最近の話題どころ、ニュース系だと、
1. マス: Gunosy
2. ニッチ?: SmartNews, Anntena
3. ガチニッチ: Bizzlio & Startup Jukie
どうしてこのようなカテゴライズになっているかというと、
Gunosyは既に「スマホ版ポータル」を狙いに行っている。
SmartNews, Anntenaは今のところは「スマホ最適化ニュース」を狙いに行っている。
Bizzlio & Startup Jukieは今のところは「本当に好きなニュースを追い続けるマニアニュース」を狙いに行っている。
からだ。

もちろん、Anntenaなどは資金調達額からみて、ポータルを狙いに行っているのは間違いないだろうとは思うが、今のところは、わりとニッチ?な領域だ。もちろん、結構デカイはデカイのだけれども。。。

他のカテゴリーのスタートアップもだいたい同じように分類できるだろう。まぁ、当たり前だけど、マスとニッチしか市場を表現するオーソドックスな言葉がないし。

この「ニッチ?」と「ガチニッチ」のどちらを狙いに行っているのか、スタートアップ自身はよく考えてみた方がいいのではないかな、と思う。「Vine風アプリ」や「Etsy風アプリ」を作ること自体は簡単だけど、それを作っただけだと「ニッチ?」だ。「マス」まで持っていくのは容易ではない。

弊社がリリースした「カッティ」というカットモデルx美容師マッチングアプリだと、「ガチニッチ」だ。ただ、これも、「美容全体を狙いに行く布石」と考えれば、「ニッチ?」だ。将来的に「マス」を狙いにいける可能性はある。ただ、「ニッチ?」なのが、「ガチニッチ」なのかで、全く戦略が異なってくる。

「ニッチ?」なのであれば、課金なんてしちゃだめで、とにかくユーザを増やすためにアクセルを踏んで、増やしたユーザを使って、美容全体を狙いに行く、ホットペーパービューティーをリプレイス以上を狙いに行かなければダメだ。

「ガチニッチ」なのであれば、早期に収益化に入らなければダメだ。お金を払ってくれないユーザは顧客ではない。スケールしない以上、顧客単価は高くとらなければいけない。無料のフリーミアムモデルなんてとってはいけない。

 

現状の所、先の「カッティ」は無料で提供している。これは「ニッチ?」を狙いに行きたいけど、今のところは、「ガチニッチ」を狙いに行くかーと思ったけど、開発コストをかけても回収できる見込みが薄いように思うので、課金システムの開発コストを削減したことが理由で無料になっている。(広告は入れたいと思ってます)

話がそれました。兎にも角にも、最近は「ニッチ」を狙ってるのか、「あわよくばマス」なのか、「今はニッチを狙っているけど将来的にはマス」なのか。なんかよくわからないアイデア・サービスが多い気がするので、みんな「ガチニッチ」か「マス」かどっちかにしようぜ!って言いたかっただけです。

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