その右肩上がりの成長グラフは本当に役に立つのか?

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自分の企業は市場と比べて伸びているか?市場の成長曲線より成長が遅い場合は淘汰される。

自社のサービスが本当に伸びているのかどうかは、売上高を見ればいい、利益高を見ればいい、というものではない。たとえば、いま、スマホコマースアプリなどはどんどん伸びているが、色々なアプリが伸びていると思う。スマホでコマース、自体が伸びているわけだが、スマホでコマースの市場全体の成長率が、自社のスマホコマースの成長率よりも大きい時、それは他社に同じ事業をしていてより高い成長率を維持している会社があることを意味する可能性が高い。つまり、市場全体の成長が停滞した時、既に差は付いている。そのときに、1番、2番を走っている企業にすべて集約されていき、残りは少しずつ淘汰されていく。

と思う。まぁ、私ではなく、ドラッカーさんがそういうことを「現代の経営」などで書いているだけなんだけれども。

国内のグルーポン事業などはまさしくそうだった。みんな成長カーブを描いていた。市場全体が伸びていた。どんどん競合他社も参加してきた。市場全体が伸びていた。後から参加してきた競合他社も成長していた。しかし、市場全体のキャパが見えてきた時、後発会社の成長はストップした。資本を持たない会社の成長もストップした。統廃合が進み、大きな所だけが残った。GMOグループのくまぽん、楽天グループのシェアリー、本家大元Groupon(グルーポンに買収された先行企業)など。

昨年だと、スマホのりワードアドネットワークなども同様だ。市場全体は伸びていたが、トップになれなかったものは、いま次々とPivotや事業縮小、撤退を行なっている。

この記事の中で伝えたいのはただ一言だけ。「数値が右肩上がり、Growthしている」からといって、本当にそれは自社が伸びているのかどうか、見なおして欲しい、ということである。右肩上がりは自分たちのがんばりによるものでない可能性がある。その場合はいずれ淘汰される。いまの成長は誰かのおかげで伸びているだけである。ただの外部要因である。自社の功績かどうか、周りの成長を見渡し、検証しなければならない。

よくスタートアップ界隈では「動くプロダクト」「ユーザーの熱烈な良いレビュー」「とにかく右肩上がりの成長グラフ」の3つをピッチしたりすることがある。それらは非常に重要だ。ただ、最後の右肩上がりのグラフについてだけは、少なくても自分たちは、それが本当の右肩上がりのグラフなのかは把握して置かなければならない。

ベンチャーは数年先の当たり前を作る事業形態である。いまの成長ではなく、市場全体を作っていく必要がある。市場を作る、伸ばす、市場全体の成長率よりも高い成長率を自社が維持する。

 

と書いてみたが、うちの事業は右肩上がりの市場じゃないし、まだ右肩上がりの状況じゃない。目標に向けて頑張らなければ。。。と思いつつ、風邪をひいてしまったので、明日はのんびりクラシックでも聞きながら布団の中で読書する予定。25歳とちょっともうアラサー入りしてしまったが、自分の知識の無さには辟易する。事業をやるのも当然だが、勉強しなければならない。50年前の経済学やマネジメントを知らずに、のうのうと事業をやるなんて、馬鹿げてる。勉強しろ、自分。

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