Switch型起業とスペシャリスト起業

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スウィッチ型起業とスペシャリスト型起業がある、というのは結構メジャーですよね。

スウィッチ型は、同じようなバッグラウンドやスキルを持ったメンバーで起業する。

スペシャリスト型は、それぞれが事業に必要なスペシャリストで、IT系では主に、ハスラー、ハッカー、デザイナーで構成される。

うちの会社はスウィッチ型で、元フリーランス(2009年からiPhoneアプリ作って生計立ててたぜ!)エンジニア2名で創業しました。今のところも、エンジニアは増えたものの、基本構成は変わりません。

メリット:
今私めっちゃお腹痛いんですが、いくらかの仕事を共同創業者にスウィッチ。安静にしてられます。もちろん、元々の共同創業者のタスクはその分遅れますが、優先度上の問題は起きません。

スペシャリスト型のメリット:
型にハマればめっちゃ伸びる。あらゆる視点からものごとをみらるし、それぞれの作る戦略、デザイン、プログラムが高品質。代えはきかない、唯一のチーム

スウィッチ型のデメリットは視野が狭くなったり、苦手分野がかぶるので、そこはおざなりになったり。誰かからの手助けが不可欠です。

スペシャリスト型のデメリットは、誰か1人でもチームバランスから崩れると、チームとして崩れる。それぞれは全く違った背景を持っているので、意見が対立した時、めちゃ熱でディスカッションが必要。ここで論理的に全員が相互の意見を解釈しつつ、まとめる必要がある。ここがボトルネックで、多くの場合はここでチームが空中分解する。

スウィッチ型は安定感がなくはないし、サラリーマンの時のように若干の安心感がある。スペシャリスト型はスペシャリスト+チームの結束力、1人でも欠ければすぐに瓦解する。リスキーなチーム構成だ。

しかしながら、多くの成功しているチームはスペシャリストチームだ。やはり、視野の広さ、多角的な戦略、そしてクオリティ。それらが不可欠なのだろう。

スウィッチ型のチームとして、私たちはスウィッチ型の中でのスペシャリストを目指している。やはり得意不得意はあるもので、タスクを削ったりして事業を進めるのはCTOよりエンジニアであるものの代表である私の方が得意。インフラ周りは苦手だけどそれもまだ私の方が得意。
アプリケーションのリファクタリングやコード品質、レビュー方法はCTOの方が上。キャッチアップしてる情報量もその分野においては比較するにも及ばない。(もっとも、英語は若干私の方が得意なので、海外のライブラリやニュースは私の方が見つけられるがw)

そして、今のところ、スウィッチ型のチームである私たちのネックは、今の事業に必要としているスキルがメンバー全員が浅い部分があるということだ。私はインフラ面が得意じゃないが、それを補填してくれる人はチームにはいない。みんなググりながら本を片手に、ドキュメントを片手に頑張るしかない。明らかに効率は悪い。

しかしながら、ここでスペシャリストを採用するだけのキャッシュはない。

スウィッチ型はおそらくプロトタイプを迅速に作れるが、作り込みにおいて、効率が下がる。スペシャリスト型は舵の切り方さえ誤らなければ、より効率的に進む。

スペシャリスト型は舵切り、チームビルディングをしっかりすればよい。

スウィッチ型は早いとこキャッシュを手に入れて、スペシャリストを雇いいれれば良い。

どちらも解決策はあるし、優劣はないと思う。

とにかく、ユーザーの声を聞き適切なプロトタイプを最速で高品質に作り、提供し、改善し、投資家も納得できるだけの信頼に値する事業が成長するという仮説の検証結果を作らなければならない。

頑張るしかない。

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