起業の最低条件は自分でプロトタイプが作れること

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起業の最低条件は自分でプロトタイプが作れることじゃないかなと思う。エンジニアじゃなきゃいけない!という意味ではなく、起業する前に、仲間集めを始める前に、プロトタイプを作れる必要があると思う。

この投稿は 『非エンジニアの起業家が最初のエンジニアを採用出来ない理由 | rake:enjoy』に影響を受けて書いているものです。

「自分にはアイデアがある、しかしスキルがないから作れない、手伝って欲しい」というのは、「私は何も出来ない人です」「私は起業するのに向いている人ではありません」と言っているのとニアリーイコールに感じます。

普通に働いている人含め皆そうだと思うのですが、自分一人で解決できない事が殆どです。必ず誰かの力を借ります。極端な例で言えば、料理をつくるだけでも、ガス、電気、水道、なべやフライパン、材料となる野菜、あらゆる必要な物とレシピを揃えた上で、やっと作り始める事ができます。

「自分にはアイデアがある、しかしスキルがないから作れない、手伝って欲しい」だけだと、
「私はすごい料理のレシピを持っているんです(※ただし無人島です)」
と、言っているのと似たようなぐらいなんじゃないかなとw

 

何かをするためには何かに必要な要素を全部分解して揃えていく必要があります。「何か」が必要とされている根拠の仮説やその検証とかは今回は置いておいて、まず検証に必要なプロトタイプ。プロトタイプを作るための要素を分解して揃えていく能力がなければ、もし女神様のような素晴らしい方がプロトタイプを作ってくれたとしても、その人は結局何も出来ないのではないでしょうか。

 

私も作ってみたいけど、作れないものがあります。それは、ハードウェア系です。WEB・スマホ系の言語しか扱ったことがない私ではハードウェア系のものづくりは非常に難しいです、未知です。

でも、プロトタイプを作れないか?と言われると、作れるような気がします。おそろしく酷い物が出来上がると思いますが、最初のプロトタイプぐらいなら、なんとかなるかなと。

作ってみたいものは「電動スケボー」です。

※既にKickStarterとかで出てたりするので、自分では作らず、待ち望みます。
最高時速約30kmで約10キロの距離を移動できる電動スケートボード「Boosted Boards」

ソフトウェアエンジニアがハードウェアを作ろうというのは無謀なようですが、考えれば一応、要素分解は出来ます。スケボー、スケボーのタイヤを回すためのモーター(ミニ四駆と同じ原理で)、スケボーの下に付けられる薄型のバッテリ、有線もしくは無線のコントローラ(BLEとか)など。

部品を揃えて上手くつなげれば一応動くものは作れそうな気がします。つなぎ方は秋葉原とかでモーター売っているお店の店員さんに聞く(暇な時間に行ってみるとか)とか、ググるとかで、なんとかなると思います。

コントローラは無線はハードル高そうですが、それでも、まぁなんとかなるでしょう。Bluetoothの仕様や必要なチップぐらいならどうにか普通に手に入るような気がします。

 

これぐらいの、アイデアを実現するために必要な要素の分解と、他人の力を多少借りてでも全てをつなぎあわせてプロトタイプまで導く力、プロトタイプを使ってビジネス上の仮説を検証する、力及び実績は起業には不可欠と思います。

作る能力が一切ない人が新しいものを作れるはずはないと思うのです。

海外サービスのクローンぐらいなら、お金があれば、雇って作れる気はしますが。。。

 

「画期的なアイデアで世界を変える」けど「お金もスキルもない」みたいなのはまず仲間を集めることは出来ないでしょう。

ソフトウェアみたいな、ハードウェアよりよっぽど簡単な、英語でコミュニケーションしてくれる作られるモノでプロトタイプも作れないようでは、仲間を集められるはずはないです。

だからといって、「みんなプログラミングを勉強しよう!」と言いたいわけじゃないですよw。

アイデアをものにしたくて人を求めているなら、プロトタイプまでは自分で作ってみる、そのために勉強が必要なら勉強する、のがベストプラクティスなんじゃないかなと思っているのです。

アイデアだけの非エンジニアの起業家が最初のエンジニアを採用出来ないのは当たり前ですw

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