仕事とは何か?転職サイトを元に考えてみた。
転職サイトや転職エージェントにはキャリアコンサルタント的な人がいる。彼らは求職者の希望のキャリアを聴き、求人者のビジョンや求める人物像のデータベースと照らし合わせ、最も適切である、強みを活かせると考える会社に移すことが仕事であると思う。
しかしながら、それを自覚している人はどれほどいるのだろうかと思う。
昨今で転職業界で大きな市場として、エンジニア、看護師のような、専門性が高く他社への移行が容易で、業務内容に差がつきにくいものについてこの投稿では触れたい。
私の妻は看護師なので、今回はあえて看護師の転職におけるキャリアコンサルタントについて記載してみる。
各転職サイトを具体的にみていこう。
まずは求人大手、リクルートのナースフル。
https://premium-nurse.jp/entry/input/
希望を入力する欄の例が、一言もキャリアパスに触れていない。
次に、マイナビ
http://kango.mynavi.jp/sp/entry.html
ナースフルとほぼ一緒。希望を入力する欄に例は記載されていない点が違い。
次に、カンゴルー
https://kango.919.co.jp/entry/
自由入力欄さえなくなった。
これらは恐らく、各エントリーページから会員登録へのコンバージョンレートをあげるために、入力欄を可能な限り少なくしてあるのが理由だろう。
私が同じようにホームページを作るとしても、おそらく、同じようにする。
しかし、この次のページに、私なら、追加で理想の看護などを入力する欄を追加、入れたい人は入れられるようにする。
そして、入力された人については、よりキャリアコンサルタントとしての顧客満足度の高い人材を担当につけるようにする。
残念ながら偽の情報をいれるわけにもいかないので、実際にこれらのエントリーページの次のページがどうなっているのかは分からない。
ただ、ユーザー(転職希望の看護師)がキャリアを軸に考えていないこと、キャリアコンサルタントの業務におけるキャリアを軸にしたマッチング業務の比率の低さはなんとなく感じ取れる。
職業紹介事業者としては、何回も何回も転職してくれたほうが、売上は上がる。売上は事業の成果を図る分かりやすい指標である。
しかし、これは社会全体として見た時には、まったく成果とは言えない成果である。
キャリアコンサルタントの仕事はキャリアをコンサルタントすることであり、人を職場から職場へ流すことではない。
転職サイトの事業内容はたしかに転職させることだが、ただ、転職させることに意味はない。ただ、同じことが繰り返されるだけである。それなら全部コンピュータにやらせて、それを読み上げる人がいればいい。そんなのはキャリアコンサルタントではない。
自分の仕事は、誰が顧客なのか、顧客に対してどのような成果をあげるものなのかを、考えなければならない。
完全なる余談だが、昨日、元楽天の同期と飲み会をしたのだけれども、年齢確認されてしまった。25歳なのに。
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